WCAG 2.1 勉強会の概要

お知らせ

12月8日(水)の内容について、事前にどのような内容か、最初の1つをここでご紹介します。

最初に、1つの問いかけを行います。
状況を示し、このような状況にある方に対して、Webページを制作する上で必要になるアクセシビリティの配慮を、参加している皆様自身で最初に少し考えていただきます。

問い掛けのページ。例では、モバイルデバイスを車椅子に取り付けた方にとって、どんな配慮が必要か問うている。

次にWCAG2.1で新しく追加された、上記の問いに該当する達成基準の説明をします。少し考えた後ですから、きっと、すんなりと意図あるいは根拠も理解できると思います。

該当する達成基準が1.3.4表示の向き(AA)であること、その意図などが書かれています。

意図を理解した後、対処方法について解説します。
基本的にはWCAG2.1の解説書をベースにしますが、すでに検査を行っている経験から、間違えやすいところ、実際に多く誤りが見つかる事、判断に未だ曖昧性がある部分などを率直にお伝えしようと思います。

1.3.4について対処法と補足を記述した資料。地図表示でレイアウトが横向きに強いられていることを適合例として説明している。

もし、解説をお聞きになって、「よく分からない」「いや、そういう意味ではない」「厳しすぎて現実的ではない」「もっと厳しいことを求めている」など、ぜひ、ご指導をいただけるととても有り難いです。私たちも検査を始めたばかりですから、正しい理解をしていないこともあるかもしれません。今は、率直に学び、近い将来、WCAG2.1あるいは2.2の検査が標準で行われるようになる時には、より多くのお客様に貢献したいと考えています。

勉強会の前半では、次の6項目について解説する予定です。

  • 1.3.4 表示の向き (AA)
  • 1.3.5 入力目的の特定 (AA)
  • 1.4.10 リフロー (AA)
  • 1.4.11 非テキストのコントラスト (AA)
  • 1.4.12 テキストの間隔 (AA)
  • 1.4.13 ホバー又はフォーカスで表示されるコンテンツ (AA)

現在のところ、昼の部、夜の部ともに同じくらいの人数が集まりつつあります。どちらも間違いなく開催いたしますので、お気軽にお申し込みください。

申込ページ

2021年12月5日