miChecker:『lang属性の値にはBCP 47またはその後継仕様に準拠したものを使用してください。』
検出理由
html要素にlang属性は存在していますが、プログラムがlang属性の値を読み取ることができない場合にこの問題が検出されます。
根拠
音声ブウラザはそのページの使用言語がわかると読み上げに使用する音声エンジンをその言語に切り替える機能を持つものがあります。ただしく、プログラムが解釈可能なように正しく設定されている必要があります。
そこで、miCheckerではlang属性が存在するか、また、正しく設定されているかをチェックし報告してくれます。本ページで紹介しているケースは、lang属性値が正しく設定されていない場合に検出されます。確認できた範囲では次のような時に検知されます。
- lang="j" あるいは lang=" " のように属性値が適切でない状態
- lang=ja" のように文法エラーがあってパーサーが正しく認識できない可能性がある状態 (ダブルクオテーションが欠けている)
また、属性間にスペースを設けない場合なども本問題が指摘される可能性があります。
なお、lang属性そのものが存在しない場合は、『文書内で主に利用されている言語を*属性を用いて明示してください (例: <html lang="ja">)』が検出されます。
修正方針
エラーが検出された場合、何か文法上のエラーが無いか確認してください。見つけたら、それを直してみてください。w3c validator を用いて確認するのも良いかもしれません。
<!-- htmlの場合 --> <html lang="en"> <!-- xhtml1.0の場合 --> <html lang="en" xml:lang="en"> <!-- xhtml1.1の場合 --> <html xml:lang="en">
補足
経験的にはCMSなど用いているわけではなく、ソースコードを直接エディターで編集しているようなケースで検出されることがあるように思います。ご注意ください。
関連する達成基準、達成方法
- 達成基準 3.1.1: ページの言語
- 達成方法 H57: html 要素の言語属性を使用する
(他のテクニックは「miChecker対策テクニック集」に整理されています。)