タッチパネルをアクセシブルにするツール
5月に「タッチパネルのアクセシビリティ」という記事を書かせていただきました。
要約すると、便利だけど、視覚障碍者には見えにくい(拡大ができない、配色が見えにくい、全盲で見えない等)問題がある、というものでした。
この問題に取り組んでいる場所がありました。米国メリーランド大学のスモール・アーキファクツ・ラボで、「タッチアライ」というツールの開発に取り組んでいるようです(タッチアライの紹介ページはこちら(別ウィンドウで開く))。
動きとしては、画面にこのツールを取り付けると、画面を撮影し、サーバーに送信。データベースで照合され、メニュー内容などの情報をスマートフォンに送られ、スマートフォン上にメニューが表示されます。メニューを選択するとタッチアライから腕が伸びて、代わりにボタンを押してくれる…というシステムのようです。
データベースへの登録はボランティアの力が必要なようですが、そう遠からず、AIが登録してくれそうな気がしますね。また各企業の広報の方が登録するなどしてくれると作業はすんなりいくかもしれませんし、メニュー画像のQRコードを右上に必ずつける…なんて規格ができたらさらにスムーズになるかもしれません。
このツールが実際に流通したら、もう少し飲食店に入りやすくなるかもしれませんね。
腕がメジャーのように見えて、すごい技術と庶民的なアイテムを組み合わせたようなデザインが、今後の活躍に応じて洗練されていくのではと思います。
更に個人的には紹介動画で出てきた「アボカドティー」、ちょっと気になりますね。