アクセシビリティと検索流入

雑記

ウェブサイトを運用する目的と言えば、「自分(会社・商品)を知ってもらうために来てもらう」というところに息つくのではないでしょうか。作品を公開するアーティストにしても、商品を売る会社にしても、まずはウェブサイトに来てもらうことが最初の関門です。たくさん来てもらうことの対策のことを「SEO対策」と言います。

 

アクセシビリティ対応がSEO対策に有効なのでは?という記事が出ていたので紹介します。

紹介記事:[Study] Is Web Accessibility Key to Driving Organic Traffic?(別ウィンドウで開きます)

 

記事によると、Googleは検索結果のページを「ユーザー体験」や「使いやすさ」に基づいてランキングをつけているとされています。対するアクセシビティは情報にアクセスできることを求めています。使いやすさでいえば「HTMLタグを正しく使うこと」も求めているので、こちらも良い方向に働くと見ていいと思います。

 

アクセシビリティ対応のサービスを利用しているサイト、847サイトに対して、サービスの実行3か月前、実行3か月後後で調査をすると流入数が増加していることが分かったそうです。

具体的には全体の66%が1~50%のオーガニック流入増加があったそうです。平均すると12%程度の変化だそうです。

 

必ずしもこのデータ通りになるとは限りませんが、SEO対策に悩まれている方や、制作会社の方はアクセシビリティ対応を検討してみはいかがでしょうか。オーバーレイで拡大や色変え、拡大機能を提供するのは確かに利用者にとって便利になるかと思いますが、ソースコードを見ているロボットには関係ないので、ソースコードを抜本から見直すことで対応してくことが重要なのではないかと思われます。