これまで3回実施しましたセミナーで使用した資料につきましては、広く知識を共有すべきと考え、「メニュー」-「リソース」-「アクセシビリティセミナーの記録」に掲載させていただきました。ご活用ください。
アクセシビリティセミナー第3回 WCAG 2.1 勉強会 (後半)にご参加いただいた皆様、大変、ありがとうございました
12月22日のセミナーにご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
参加者は約15名でした。
今回も、セミナー終了後にご質問やご意見を沢山いただけました。感謝いたします。
使用した資料は公開予定です。
新型コロナワクチン接種証明書アプリについて
WCAG 2.1 の基準でざっとアクセシビリティについて検証してみました。
結果は少し残念なものでした。
Facebookの方に書いておきましたので、良かったらご覧ください。
WCAG 2.1 勉強会(後半)の概要
12月22日(水)の勉強会でも、問い掛けをしながら進めていきます。
次のクイズはなかなか難しいかもしれません。2.5.1「ポインタのジェスチャ」に関する質問のページです。皆さんはお分かりになりますか?
自信の無い方は、ぜひ、ご参加ください!
WCAG 2.1 勉強会(後半)のお知らせ (12月22日(水曜日))
WCAG 2.1 のウェブアクセシビリティ検査へのニーズが高まりつつあります。日本ではJIS X 8341-3:2016 すなわち WCAG 2.0 への対応までが殆どですが、ワールドワイドで活動している企業においては、SDGs/ESGの観点から、あるいは国の法律や規制、業界団体が求めるガイドライン等に対応するために、WCAG 2.1 で検査する必要が生じてきているからです。
そこで今回のセミナーでは、WCAG 2.1 の検査をすでに提供している検査機関として、新しく追加された達成基準について、その意図と要求事項について解説させていただきます。やや制作者向けでは有りますが、追加された意図など基本的なことについてもご説明しますので、Webの管理・運用に携わる方、広報部門の方などにも有益な情報が提供できるのではないかと思います。
なお、追加された達成基準はレベルAおよびAAで12と多くあるため、今回は、前回に続いて次の6項目について解説いたします。
- 2.1.4 文字キーのショートカット (A)
- 2.5.1 ポインタのジェスチャ (A)
- 2.5.2 ポインタのキャンセル (A)
- 2.5.3 名前(name)のラベル (A)
- 2.5.4 動きによる起動 (A)
- 4.1.3 ステータスメッセージ (AA)
この中では、2.5.1の「ポインタのジェスチャ」がとてもWCAG 2.1 らしい内容になっています。Webではあまり該当することはありませんが、スマートフォンアプリでは、これを知らずに設計すると大変な目にあう可能性があります。早めに内容を理解し、対応を進めることが必要と思います。
御時間が合うようでしたら、是非、ご参加ください。
WCAG 2.1 勉強会(後半)の要領
項目 | 内容 |
---|---|
開催日時 | 昼の部 2021年12月22日(水曜日) 16:00〜17:00 (1時間) 夜の部 2021年12月22日(水曜日) 19:30〜20:30 (1時間) (内容に違いはありません) |
形式 | オンライン (Zoom) |
申込方法 | 受付終了 (メールいただければ適宜ご案内します siizuka@infocreate.co.jp) |
費用 | 無料 |
制限 | 同業者でも学生でもどなたでも気軽に参加ください。 |
説明する人 | 株式会社インフォ・クリエイツ アクセシビリティ事業本部長、検査部長 飯塚 慎司 |
経歴 | 音声ブラウザの普及活動 アクセシビリティチェックツールの企画・開発 アクセシビリティ指針の普及活動、JIS X 8341-3 シリーズなど標準化の活動 アクセシビリティ試験(検査)の提供 |
その他 | 1名でも参加者がいらっしゃれば、必ず実施します。 |
よろしくお願いいたします。
アクセシビリティセミナー第2回 WCAG 2.1 勉強会 (前半)にご参加いただいた皆様、大変、ありがとうございました
本日、12月8日のセミナーにご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
参加者は約25名でした。
続けて、12月22日に WCAG2.1の後半について説明させていただきます。
一度で説明しきる体力が無く、申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
WCAG 2.1 勉強会の概要
12月8日(水)の内容について、事前にどのような内容か、最初の1つをここでご紹介します。
最初に、1つの問いかけを行います。
状況を示し、このような状況にある方に対して、Webページを制作する上で必要になるアクセシビリティの配慮を、参加している皆様自身で最初に少し考えていただきます。
次にWCAG2.1で新しく追加された、上記の問いに該当する達成基準の説明をします。少し考えた後ですから、きっと、すんなりと意図あるいは根拠も理解できると思います。
意図を理解した後、対処方法について解説します。
基本的にはWCAG2.1の解説書をベースにしますが、すでに検査を行っている経験から、間違えやすいところ、実際に多く誤りが見つかる事、判断に未だ曖昧性がある部分などを率直にお伝えしようと思います。
もし、解説をお聞きになって、「よく分からない」「いや、そういう意味ではない」「厳しすぎて現実的ではない」「もっと厳しいことを求めている」など、ぜひ、ご指導をいただけるととても有り難いです。私たちも検査を始めたばかりですから、正しい理解をしていないこともあるかもしれません。今は、率直に学び、近い将来、WCAG2.1あるいは2.2の検査が標準で行われるようになる時には、より多くのお客様に貢献したいと考えています。
勉強会の前半では、次の6項目について解説する予定です。
- 1.3.4 表示の向き (AA)
- 1.3.5 入力目的の特定 (AA)
- 1.4.10 リフロー (AA)
- 1.4.11 非テキストのコントラスト (AA)
- 1.4.12 テキストの間隔 (AA)
- 1.4.13 ホバー又はフォーカスで表示されるコンテンツ (AA)
現在のところ、昼の部、夜の部ともに同じくらいの人数が集まりつつあります。どちらも間違いなく開催いたしますので、お気軽にお申し込みください。
アクセシビリティセミナー第1回 miChecker勉強会にご参加いただいた皆様、大変、ありがとうございました
さる11月24日のセミナーにご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
参加者は約20名でした。
Twitter等を使った案内もせず、2週間弱の呼びかけでご参加いただいた数としては少なくはないと思います。
また、同じ内容で、年明けにでも行いますので、miCheckerで困っている制作業者様がいらっしゃいましたら、ぜひ、声を掛けていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
WCAG 2.1 勉強会(前半)のお知らせ (12月8日(水曜日))
WCAG 2.1 のウェブアクセシビリティ検査へのニーズが高まりつつあります。日本ではJIS X 8341-3:2016 すなわち WCAG 2.0 への対応までが殆どですが、ワールドワイドで活動している企業においては、SDGs/ESGの観点から、あるいは国の法律や規制、業界団体が求めるガイドライン等に対応するために、WCAG 2.1 で検査する必要が生じてきているからです。
そこで今回のセミナーでは、WCAG 2.1 の検査をすでに提供している検査機関として、新しく追加された達成基準について、その意図と要求事項について解説させていただきます。やや制作者向けでは有りますが、追加された意図など基本的なことについてもご説明しますので、Webの管理・運用に携わる方、広報部門の方などにも有益な情報が提供できるのではないかと思います。
なお、追加された達成基準はレベルAおよびAAで12と多くあるため、今回は、次の6項目について解説いたします。
- 1.3.4 表示の向き (AA)
- 1.3.5 入力目的の特定 (AA)
- 1.4.10 リフロー (AA)
- 1.4.11 非テキストのコントラスト (AA)
- 1.4.12 テキストの間隔 (AA)
- 1.4.13 ホバー又はフォーカスで表示されるコンテンツ (AA)
これまでの検査の経験では、1.4.11の「非テキストのコントラスト」あたりが多く問題が指摘されているようです。この項目はデザインにも影響を与えますので、早めに内容を理解し、対応を進めることが必要と思います。
残りの6項目につきましては、12月22日(水曜日)に同様に無料セミナーとして提供させていただく予定です。
いずれも、御時間が合うようでしたら、是非、ご参加ください。
WCAG 2.1 勉強会(前半)の要領
項目 | 内容 |
---|---|
開催日時 | 昼の部 2021年12月8日(水曜日) 16:00〜17:00 (1時間) 夜の部 2021年12月8日(水曜日) 19:30〜20:30 (1時間) (内容に違いはありません) |
形式 | オンライン (Zoom) |
申込方法 | 申し込みフォームはこちら |
費用 | 無料 |
制限 | 同業者でも学生でもどなたでも気軽に参加ください。 |
説明する人 | 株式会社インフォ・クリエイツ アクセシビリティ事業本部長、検査部長 飯塚 慎司 |
経歴 | 音声ブラウザの普及活動 アクセシビリティチェックツールの企画・開発 アクセシビリティ指針の普及活動、JIS X 8341-3 シリーズなど標準化の活動 アクセシビリティ試験(検査)の提供 |
その他 | 1名でも参加者がいらっしゃれば、必ず実施します。 |
よろしくお願いいたします。
miChecker:『文書にDOCTYPE宣言がないため、バリデータが誤った検証結果を返す可能性があります。また、文書が仕様に準拠するかどうか判定することができません。』
検出理由
「問題の可能性大」として検出される項目です。
DOCTYPE宣言がない場合に問題が指摘されます。
根拠
現在、DOCTYPE宣言がなくて誤動作するスクリーンリーダーは無いかもしれません。しかし、バリデータが誤った検証結果を返もしてしまったり、文書が仕様に準拠するかどうか判定できない可能性がありますので、対応するようにしてください。
公開識別子が知られたものでない場合は、「問題の可能性大」ではなく、「要判断箇所」として『文書のDOCTYPE宣言で指定された公開識別子はよく知られたものではないようです。そのため、バリデータが誤った検証結果を返す可能性があります。また、文書が仕様に準拠するかどうか判定できない可能性があります。』が指摘がされます。
修正方針
DOCTYPE宣言を追加してください。
補足
(なし)
関連する達成基準、達成方法
- 達成基準 4.1.1 構文解析
- 達成方法 H88: 仕様に準じて HTML を使用する
(他のテクニックは「miChecker対策テクニック集」に整理されています。)