WCAG 2.1 のウェブアクセシビリティ検査へのニーズが高まりつつあります。日本ではJIS X 8341-3:2016 すなわち WCAG 2.0 への対応までが殆どですが、ワールドワイドで活動している企業においては、SDGs/ESGの観点から、あるいは国の法律や規制、業界団体が求めるガイドライン等に対応するために、WCAG 2.1 で検査する必要が生じてきているからです。
そこで今回のセミナーでは、WCAG 2.1 の検査をすでに提供している検査機関として、新しく追加された達成基準について、その意図と要求事項について解説させていただきます。やや制作者向けでは有りますが、追加された意図など基本的なことについてもご説明しますので、Webの管理・運用に携わる方、広報部門の方などにも有益な情報が提供できるのではないかと思います。
なお、追加された達成基準はレベルAおよびAAで12と多くあるため、今回は、次の6項目について解説いたします。
- 1.3.4 表示の向き (AA)
- 1.3.5 入力目的の特定 (AA)
- 1.4.10 リフロー (AA)
- 1.4.11 非テキストのコントラスト (AA)
- 1.4.12 テキストの間隔 (AA)
- 1.4.13 ホバー又はフォーカスで表示されるコンテンツ (AA)
これまでの検査の経験では、1.4.11の「非テキストのコントラスト」あたりが多く問題が指摘されているようです。この項目はデザインにも影響を与えますので、早めに内容を理解し、対応を進めることが必要と思います。
残りの6項目につきましては、12月22日(水曜日)に同様に無料セミナーとして提供させていただく予定です。
いずれも、御時間が合うようでしたら、是非、ご参加ください。
WCAG 2.1 勉強会(前半)の要領
項目 | 内容 |
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開催日時 | 昼の部 2021年12月8日(水曜日) 16:00〜17:00 (1時間) 夜の部 2021年12月8日(水曜日) 19:30〜20:30 (1時間) (内容に違いはありません) |
形式 | オンライン (Zoom) |
申込方法 | 申し込みフォームはこちら |
費用 | 無料 |
制限 | 同業者でも学生でもどなたでも気軽に参加ください。 |
説明する人 | 株式会社インフォ・クリエイツ アクセシビリティ事業本部長、検査部長 飯塚 慎司 |
経歴 | 音声ブラウザの普及活動 アクセシビリティチェックツールの企画・開発 アクセシビリティ指針の普及活動、JIS X 8341-3 シリーズなど標準化の活動 アクセシビリティ試験(検査)の提供 |
その他 | 1名でも参加者がいらっしゃれば、必ず実施します。 |
よろしくお願いいたします。